大収穫の長崎帰省
興奮冷めやりません!ついに、ついに判明したのです!!青芽さんの正体が!
順を追って説明しますね。
まずは12日に長崎の実家に帰省しました。そして13日の午前中、浜の町にでも行ってみようと伊良林の坂を下り、中通りを歩いていたのです。そのとき、骨董屋さんの店先で「営業中」の張り紙が目に入りました。時計を見るとまだ9時半。浜の町の店が開くまでの時間潰しにちょうどいいな、とふらりと立ち寄ってみたらば・・・!なんとそこはお宝満載のとんでもなく素晴らしい空間でした。
奥から白髪のキリッとした女性が出てこられた時、閃いたのです!この方なら青芽地蔵のことをご存知かもしれない、と。
そしてその予感は見事に的中。スマホを取り出しブログの写真を見せたところ、
「あら、これは青芽(せいが)さんのよ」「せいがさん、って仰るんですか?長崎市観光協会に問い合わせても何の音沙汰もなかったのに」「もう亡くなられたけれどね、手のこ~んな大きい人でね、名前は中村青芽さんて言うのよ」「作品、ここに置いてありますか?」「売り物では置いてないね~。そういえば私青芽さんに頼み込んで作ってもらったものあるのよ」と奥から持ってきてくださったのは・・・小さな湯吞茶碗。
「しゃ、写真撮らせてもらってもいいですか?!」思わず叫んでいました。「どうぞどうぞ、青芽さんも喜ばれるよ」「ついでに店内も撮ってもいいですか?ブログに載せても構いませんか?」早口でまくしたて、OKを頂いたので、以下ご覧ください。わたしも少し頭を冷やして、続きを書きます。
地震が起きたらどうなるんだろう?と心配になってしまうほど、店内所狭しと名品、逸品、珍品の類が、年代物の立派な棚に飾られていました。
ふと目に入った小さなお人形(立雛?)が欲しくなり、売り物かどうか尋ねたところ、「片方が割れてこれしかないから・・・。揃ってたら3000円はするけど、800円ね」とのことだったので即買い!「これも可愛いわよ」と見せて下さった木彫りの、さらにミニミニサイズの人形も頂くことにしました。「500円ってつけてたけど、いいよ、いらない」とサービスして下さるとのことだったので、「じゃあせめて」と二つで1000円にして頂きました。
そ・し・て・・・
これでや~~っと青芽地蔵の作者がわかったのです!もう天にも昇るような気持ちです。ネットで調べたところ《中村青芽》さんは本名《中村信夫》さんといい、十人町にお住まいだったそうです。ところで、ネット上の画像では《河童》しか見つけることができませんでした。
一体、いつ、いかなる理由で地蔵様が土産物屋に並ぶことになったのでしょう?そのあたりのことはまだよくわかりませんが、ご家族はいらっしゃるそうですし、親しくしておられたという方のお名前も教えていただいたので、いつかお話しできる機会があるかもしれません。長崎に帰るのがますます楽しみになりました。
願い地蔵の
おかげかな
こんなに早く
願いが
叶うなんて
一泊二日の慌ただしい帰省でしたが、実は収穫はこれだけではなかったのですよ。偶然過ぎる偶然にただもうビックリ。人生捨てたもんじゃないよなぁと大いに気をよくしているところです
このことについては次回。