ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌⑱

霜月最後の日

見出しに深い意味はありません。そのまんま、です。

なんとか今月中にアップしておこうとただそれだけ。

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  想い出を

  捏ね捏ねしてたら

  ブクブクと

  発酵したよ

  いい感じ!

画像と歌にも殆ど関係はありません。

強いていえば、想い出にかけてある、かな。

26,7年前に作ったデコパージュで、ピカソのハガキを使ってます。

掲載歌は前回の歌会で思いのほか高得点だったもの。

想い出を捏ね捏ね・・・なんてそんな比喩、ちょっとわかりづらいので0点を覚悟していたのですが、最高得点をいただきました。ビックリ。

昔の良い思い出も悪い思い出も、頭の中でいっしょくたにして、捏ね捏ねと捏ねくりまわしてたら、発酵してきて、ほわんぽわんとい~い感じに膨らんで、なんだかあったか~い気持ちになって、こんな風に思い出を上書きしたり、反芻したりできるのなら年を取るのも悪くないよなぁ~って、そんな気持ちを詠んだ歌です。

想い出がまろやかになっていく・・・うん、これこそが年齢を重ねる醍醐味(?)でしょうか。

「老化=理性の糖化+感性の酸化」(一応これも五行歌です。早い話、理性が焦げ付き、感性も錆び付いた状態を老化と呼ぶのだと、そう思ったわけです)なぁんて皮肉っぽい歌も好んで詠みますが、今日のところは素直な方の私でいようと思います。