瓢箪から駒?!KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)奮闘記
以下は《五行歌誌・南の風》に「電子出版体験記」として寄稿したものに加筆して(というより南の風が1000字以内だったので、むしろこちらが元原稿)掲載します。
ひょんなことから2月末で退職することとなり、思いがけず手にした有給休暇。しばらく無職になる不安はあるけれど、2月は自身の誕生月でもあり、神様が時間をプレゼントしてくれたんだ、と素直に喜ぶことにして、さて何をして過ごそう?――というわけで、以前から気になっていたアマゾンの電子書籍出版にトライ!
原稿自体は自身のブログをWordに書き起こせばいいので、すぐに準備できましたが、問題はこれをどうやって電子書籍の形にするのか?です。早速指南本を読みました。
ところが最初に読んだ本がやや古かったため、epubだのmobiだのコンバータ変換だの、チンプンカンプン。無理だぁ~と匙を投げかけたのですが・・・最新の指南本が福音になりました。なんと、KDP側の仕様が進化し、面倒くさいことは一切不要、Wordで書いた文章をアップロードしさえすれば、キンドルで読める形に勝手に変換してくれるのだとか!「それならできそう!」と、KDP登録後、一気に作業を進めました。
プレビューしては修正、を何度か繰り返し、なんとか形になったので出版申請。翌日にはアマゾンからメールが届きました。ドキドキしながら開くと「本を審査したところ、Web上で無料公開されているコンテンツが含まれていることが判明」とのこと。えーっ?どういう意味~?出版できないの~?・・・でもよくよく考えたら、自身のブログが元になっているので、そりゃあ「Web上で無料公開」されていて当たり前ですよね。「必要な権利をお持ちである場合は、本を再提出してください」とあったので、堂々と再申請。半日後には「提出された本がKindleストアで出版され、購入可能になりました」と嬉しいお知らせ。早速アマゾンにアクセスし、ワンクリックで即購入。プレビュー通りに仕上がっているかは、実際にキンドルにダウンロードしてみないとわからないからです。
画像がレイアウト通りにならないことは覚悟していましたが、他にも1ページに収めたはずの文字がはみ出していたり、変なところで切れていたり、気になる箇所もいくつかありました。それでも初めての電子出版、キンドルで読む分には、ギリギリ及第点。かかった費用はたった299円(指南本3冊の値段)。今後は0円なので、これはもうやみつきになりそうです。
タイトルには《Chnops抄1》とちゃっかりナンバーを入れシリーズ化前提。紙の本に換算したら50ページ程度ですが、最低価格が99円なのでキリよく100円にしました。数ページの試し読みは無料。アマゾンから無料アプリをダウンロードしてインストールすればタブレットでもスマホでも読むことができます。(ただし、スマホではレイアウト崩れが著しく読みづらいです―これもたぶん、何らかのコマンドを入れれば端末が何であっても、同じようにと読めるのだと思いますが。)
日本では普及率が低い電子書籍ですが、数十万から数百万かかる自費出版に比べたら、誰でも気軽に出版できるメリットがあります。たとえ1冊も売れなくてもアマゾンがつぶれない限り、廃版になることはないので、究極のデジタル遺品(!)にもなります。(誰の目にも触れないままかもしれませんが・・・)
ここまでカタカナだらけの読みづらい文章をお読みいただきありがとうございました。
転んでも
タダでは起きない
図太い女になりました
好きなことして
生きていくぞぉ!