ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌222~世界中の人が

後ろめたい帰省

母の受診付き添いのため、また長崎帰省しましたが、全国に緊急宣言がでたことで、前回までは見られなかった警戒態勢に少し面食らったというか戸惑ったというか・・・。

まず高速の休憩所に「県をまたいでの移動の自粛」をお願いする張り紙がありました。

高速に乗る人は、県をまたぐのが普通ですよね。(休憩所に立ち寄る人はなおさら)

その張り紙を見たからといって「そうか、じゃ止めとこう、ここで降りよう」というわけにはいきません。まぁ、次回の自粛には繋がるのかもしれませんが。

それにしても福岡ナンバーで長崎入りするのが、ちょっと後ろめたいような感じでした。

続いて翌朝一番に受診のため病院へ。

入り口に消毒薬が置いてあるのはこれまで通りですが、入るなりスタッフひとりが寄ってきて、手の消毒を促されました。見つめられながら消毒したのは初めてです。

さらに体温測定。アンケート用紙記入。質問にひとつひとつ☑をしていきます。

その中には「ここ2週間内に県外者との接触があった」という項目もありました。

この日の受診を、私は肺ガン術後2年目検診と勘違いしていたのですが、左大腿骨置換術後の経過観察でした。(病気の百貨店のような母ですから、なにがなんだか)

レントゲンの結果、全く異常なし。経過良好。

母は「左はどうもないですが、ちょうど10年前に手術した右が・・・」と相談しようとしましたが、

「右はこの病院で手術してないので、それでしたら、前の病院にご相談下さい。」

と遮られ、若く感じの良いドクターは続けて

「経過は良好なので、このまま何もなければ次回は8月。転ばないようにだけ注意されて下さい。」

ものの10分程度で終了しました。

帰りがけ、病院と実家の途中にあるスーパーに寄りました。

スーパーの混雑はここでも同じ。

開店と同時に入ったせいか、従業員が数人がかりで商品を補充中。カラになった棚へ段ボールから次々に商品を並べていました。

軒並みカラになっていたのは、カップラーメンやスナック菓子コーナー。

長崎でも休校措置がとられましたから、簡易な食材はあっという間になくなるのでしょうね。

お昼前には家に戻りましたが、「お前のために肉を買ってある」から夕食は食べて帰れとのことで、それまでの時間、また散策へ。

今回は帰りはバスにしました。

おかげで珍しいバスの写真を撮ることができましたが・・・

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長崎の老舗喫茶店ツル茶んのトルコライス宣伝バス

複雑な思いもあります。おそらくこのGWを見込んでの広告だったのでしょう。

観光客がほぼ皆無となった今、このバスが走り続けるのはなんだか切ないような・・・

浜の町近辺の飲食店も休業中が多く、今は開いている店舗も「GWは自粛」の要請が出ているそうで、老舗の吉宗もその期間は閉めるのだそうです。

新型コロナ収束ーとここで収束終息、どちらが適当なのだろう(メディアでは混在)とふと思い調べてみると、「収束」「分裂・混乱していたものがまとまって収まりがつくこと」で、「例えば新薬が開発されて混乱が落ち着いたという場合に使う」とあり、対して「終息」「物事が終って、やむこと」で、「例えば新薬に加え予防接種も開発され、新規発症がなくなった場合に使う」とのことなので、今はとりあえずこの収束の方が相応しいですねーには、半年から1年はかかると思います。

(収束の後に終息すればなおよいのでしょうが)

あらゆるところに連鎖反応的に弊害が出てくるでしょう。医療崩壊はもちろん脅威ですが、普通の、これまでごく当たり前に送ってきた日常生活それ自体が脅かされる人々も恐ろしい勢いで増えているはず。

 

22日付朝日新聞朝刊の声欄に、翻訳業の女性が

前文略

100年生きていても出合えない試練の中にいる私たち、乗り越えたらすごいぞ!今日もポジティブに前進していく。

と投稿されており、趣旨には賛同しますが、《100年》は楽天的でしょう。

この方はおそらく1918年スペイン風邪の流行と今回のことを考えておられるのでしょうが、過去数十年内にパンデミックになりかけたものはいくつもあるし、これからもっと頻繁に起こるような気がします。乗り越えても乗り越えてもまたがあるでしょう。

それでもウイルスとの闘い方(というよりむしろ共存の仕方)の知恵は蓄積され、《乗り越える》という感覚はなくなっていくかもしれません。

今回のコロナ禍後(収束してもいないのに、アフターコロナを考えるのはまだ早すぎますが)には、いろんな意味で新たな世界を迎えているとは思います。

オンライン化が一気に進むと、もう後戻りはできないでしょうから。

小野雅裕さんの新創世記(宇宙開闢以来の歴史を1週間に縮めたもの―詳細は《読書覚書》参照してくださぁい m(__)m https://dokusyozanmai22.hateblo.jp)を考えた時、2020年というのは特別な年、になるべくしてなったのかもしれない、とそんな気がしないでもありません。

 

大きな話から、がらっと、小さな問題に戻りますが、

通常なら21日には配達されるはずだった父の本、まだ発送さえもされていません。

予約注文した時点で「生活必需品から発送するので遅れる可能性あり」とは出ており配達日時は4月21日~24日と幅を持たせてありましたが、今現在(22日18時)も発送メールが届いていませんから、24日までの配達も難しいのでは?

長崎平和施設管理グループの方に、23日か24日にお会いして献本する手はずでしたが、それもキャンセルのメールを送った方がよさそうです。

父もここへきて、お預けを食らった気分でしょう。

父の通っているスポーツジムも休業となりましたから、日がな一日家に閉じこもるほかなく、せめて本が届けば・・・

北海道の弟や友人に送る為に、手紙も添えるでしょうし、やることはそれなりあるのでしょうが・・・。

まぁ、この時期これ位は仕方ない事なので、気分を変えて・・・

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左:見事なヒップのシャム双生児トマト 右:1個537円の大島トマト!

どちらもスーパーで購入したものです。左はキレイに左右対称な桃尻ならぬトマト尻

右は糖度が高く高級な大島トマト

テレビ番組で、野菜博士の少年が「スターマークのあるトマトは甘い」と説明していましたが、スターマーク=維管束(が見える状態)のことで、右はもうバッチリ維管束が見えますね。

さぞ甘いことでしょう。食べるのが楽しみです。

も綺麗だったので、アップしておきます。

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世界中の人が

一瞬にして

私に置き換わったら

地球は 何秒

持ちこたえられるだろう

—―久し振りに、ぶっとんでみました。