フィルスペクターの死
朝刊の死亡欄、え?と目が釘付けに。
ひとつは「おしん」の祖母役だった元宝塚歌劇団組長の大路三千緒さんの記事。
実はお名前初めて知ったのですが、強烈な印象が残っています。
「まだ存命だったの?」という軽い驚きとともに記事を読みました。
「おしん」は私が21,2歳頃に放映されていましたが、当時は殆ど見たことがありませんでした。
ですが、その後何度も再放送があり、40歳過ぎてグループホーム勤務を始めた頃に、入居者様と一緒によく見ていたのです。(グループホーム創成期~思えば長閑な時代)
今月12日に100歳で亡くなられたそうなので、当時はまだ60代前半だったのですね!
それからもうひとつ、
こちらは驚きというよりショックでした。
フィルスペクターの死亡記事です。
新聞には「ビートルズのアルバム《レット・イット・ビー》やジョンレノンのソロデビューアルバム等歴史的作品を次々と世に送り出した」とありましたが、歴史的作品というのなら私にとってはやはりジョージハリスンのアルバムをおいてほかにありません。
フィルスペクターの名を知ったのも、もちろんジョージの初ソロ《All things must pass》ででした。
ですが、一番印象深いのは4枚目《Living in the material world》の中の以下の曲。
George Harrison - Try Some Buy Some
おそらく、この曲もフィルのプロデュースによるものだと思います。
なんというか深い奥行きの感じられるクリアなサウンドの波・・・うまく表現できませんが。
記事の中にはもうひとつ、別な驚きが!
彼が死亡したのはカルフォルニア州の刑務所内。薬物乱用か何かで収監されていたのかと思いきや、2003年に自宅で俳優を殺害した罪で懲役19年だったのだとか。
天才と狂人は紙一重・・・なのかもしれませんね。
この二つの記事は、はからずも30数年前に私を連れ戻しましたが・・・実は昨夜も同じような出来事がありました。
たまたま見ていたテレビ(NHK《家族に乾杯》)に中学時代の友人が映っていたのです。
ルーマニアの白い妖精と呼ばれた体操のナディア・コマネチに似た美少女だった友人・・・彼女の実家《岡田米穀店》は当時そのままのように見えました。
懐かしさのあまり、今日手紙を書き即投函。
後日譚が書けたらいいなと思っています。
手繰り寄せた
糸
その先端に
何か
掛かっているだろうか