ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌282~手繰り寄せた

フィルスペクターの死

朝刊の死亡欄、え?と目が釘付けに。

ひとつは「おしん」の祖母役だった元宝塚歌劇団組長の大路三千緒さんの記事。

実はお名前初めて知ったのですが、強烈な印象が残っています。

「まだ存命だったの?」という軽い驚きとともに記事を読みました。

「おしん」は私が21,2歳頃に放映されていましたが、当時は殆ど見たことがありませんでした。

ですが、その後何度も再放送があり、40歳過ぎてグループホーム勤務を始めた頃に、入居者様と一緒によく見ていたのです。(グループホーム創成期~思えば長閑な時代)

今月12日に100歳で亡くなられたそうなので、当時はまだ60代前半だったのですね!

それからもうひとつ、

こちらは驚きというよりショックでした。

フィルスペクターの死亡記事です。

新聞には「ビートルズのアルバム《レット・イット・ビー》やジョンレノンのソロデビューアルバム等歴史的作品を次々と世に送り出した」とありましたが、歴史的作品というのなら私にとってはやはりジョージハリスンのアルバムをおいてほかにありません。

フィルスペクターの名を知ったのも、もちろんジョージの初ソロ《All things must pass》ででした。

ですが、一番印象深いのは4枚目《Living in the material world》の中の以下の曲。


George Harrison - Try Some Buy Some

おそらく、この曲もフィルのプロデュースによるものだと思います。

なんというか深い奥行きの感じられるクリアなサウンドの波・・・うまく表現できませんが。

記事の中にはもうひとつ、別な驚きが!

彼が死亡したのはカルフォルニア州の刑務所内。薬物乱用か何かで収監されていたのかと思いきや、2003年に自宅で俳優を殺害した罪で懲役19年だったのだとか。

天才と狂人は紙一重・・・なのかもしれませんね。

この二つの記事は、はからずも30数年前に私を連れ戻しましたが・・・実は昨夜も同じような出来事がありました。

たまたま見ていたテレビ(NHK《家族に乾杯》)に中学時代の友人が映っていたのです。

ルーマニアの白い妖精と呼ばれた体操のナディア・コマネチに似た美少女だった友人・・・彼女の実家《岡田米穀店》は当時そのままのように見えました。

懐かしさのあまり、今日手紙を書き即投函。

後日譚が書けたらいいなと思っています。

手繰り寄せた

その先端に

何か

掛かっているだろうか