糸かお
7月1日より「糸島の顔の見える本屋さん」の30㎝四方の棚ひとつの正式オーナーになります。
28日の休日に本の搬入を行う予定ですが、まだ選書もしておらず、値札も作っていないので、他の棚がどんな感じか、今日見てきました。
偶然オーナーの中村真紀さんがいらしていて、少しだけお話しできました。
(あ、屋久島のことお聞きするの、忘れた!)
今日の店番さんは、旅行好きのご夫婦で「今日が最後なんです」と本来は売り物の旅行記を1冊くださいました。
店番特権として、その日は棚だけでなく、テーブルにも本を並べて良いそうで、やはり平積みだと目を引きます。
屋久島もだけれど、沖縄にもぜひまた行ってみたいので(訪れたのはもう40年も前!!)とても参考になる本だと思います。(雨の中出かけてよかった)
そうそう、伊藤先生のご本も予定通りアマゾンより6月20日販売開始になり、今手元に1冊あります。
表紙の色が思ったよりうすかったのはちょっと残念ですが、伊藤先生はこれでよいとおっしゃってくださったので、このまま販売続行。
伊藤先生の紹介で、また自分史編集の依頼を受けたので、7月も忙しくなりそうです。
五行歌会員の歌集にも着手しました。今度は「ちのっぷす」を冠せず、会員の自選集。
手始めは南風公民館の《彩の会》会員8名分。
ひとりあたり5首、3ページ(うち1ページがカラー)にすれば、タイトルページ・目次・まえがき・あとがき・お知らせ等でちょうど30ページ、1000円程度で収まりそうなので・・・。
全然話は変わるのですが、数日前の朝日新聞天声人語に「若者を中心に倍速視聴が広がっている」云々と書いてありました。
倍速や早送りで作品のエッセンスだけをさっさと視聴して話題についていく、みたいな軽佻浮薄とまではいわないけれど、どこか否定的・批判的なニュアンスを感じました。
「倍速視聴」だけに目を奪われ、内容はよく覚えていないので、全然的外れかもしれませんが・・・。(そうだったら、ごめんなさい)
なぜ「倍速視聴」に即反応したかというと、若者ではないわたしにとっても倍速視聴が日常になっているからです。(早口の私がますます早口になっているのはそのせい?)
一昔前は、速度を速めると音も歪んだので、聞かれたものじゃなかったですが、今はかなりナチュラル。
慣れれば全然問題ありませんし、時間の節約は若者よりむしろ老人にこそ必要だと思うのですが、どうでしょう?
還暦過ぎて、残り時間の方が少なくなった私としては、通常速度で見ていてはとても間に合わない、と焦る気持ちに抗えないのです。
ゆっくりと味わいたい場面だけ、通常に戻しますが、あまりにゆっくりすぎて、不自然に感じ、すぐに1.2倍速に戻してしまいます。
全てがデジタル化する世界に漠然とした危機感を覚えながらも、その恩恵にどっぷりと浴している矛盾した私。
そんな私を、高みからどこか面白がって見ているもうひとりの私。
すべては
潜在的に
繋がっているはず
顕在化できるか否かが
鍵なのだろう