唐津盛沢山その2
この連休、いつもの如く長崎に帰りましたが、それはおいといて、先日の唐津での出来事をば。
前回、おさかな村駐車場でのフリマについて触れていました。
と、そこで目を奪われたのが・・・
ガラス面に自分の姿が写り込んでしまっているのが残念ですが、お店の方が、わざわざ明るい所に運んでくださって写真撮影、ブログOK頂いたので、このまま載せました。
そのお店とは、民芸品が無造作に並べられた不思議な空間・・・
左下の額縁を大きくしたのが上の画像です。
キャプションにあるように、カリブ海に浮かぶサンブラス諸島の女性による刺繍で、元々は右上に掛けてある民族衣装のブラウスの前と後ろ(そう、後ろにも違う絵柄が!)に施されていたものだそう。
おそるおそる額縁の方のお値段を聞いてみると・・・(書いちゃってもいいかしら?)
「5万円」とのこと。
「表装の方が高くついて、布だけなら2万円」
だったら、ブラウスは3万円位するのかしら?と思ってこちらもきいてみたところ、
ブラウスは非売品とのこと。
テント内に無造作に直置きされていたモラ布を全部広げて、じっくりと見せてもらいました。
刺繍+アップリケ+キルト(パッチワーク?)になるのでしょうか?とても手が込んでいることはたしかです。
全部見比べて、やっぱり額の中の布が一番気に入りましたが、これは予定している展示会に出す作品とのことで、つまりはこちらも非売品。
その非売品につられて、テントの中に入り、豪放磊落という形容がピッタリのオーナーと、2時間以上お喋りしていたような・・・
でもって、2番目に気に入った布を買って帰りました。(2万円ではなく1万円にしてもらいましたが)
このほかにも素敵な彩色のオカリナペンダントとミニタイル2枚を購入。
帰宅してすぐに、クーナ族やモラについて検索。
モラを扱うオンラインショップもいくつかあって、上記ブラウスをそのまま販売しているお店もありましたが、着るのではなく、そのままアートとして飾ることを推奨しており、お値段は2万円弱。
モラの部分だけ切り取ったものは3千円から1万円、その多くは5千円前後でしたから、私の支払った金額は、倍近かったことになるのですが、オーナーのお話は聞いているだけで楽しかった(講演会に行ったみたいでした)し、現地で直接買い集めたものの一枚を譲っていただいたのだと思えば・・・ですね。
オーナーは、北九州市小倉北区にアンデスという中南米の伝統工芸品やヨーロッパのアンティーク家具を扱うお店をお持ちで、お店はお父様の代からだそう。
思うがまま、好きなことをしていたら、それがそのまま仕事に繋がり、今はメキシコと日本の二つを拠点に活動されているのだとか。(何とも羨ましいお話)
さて、モラ布、せっかくだから額に入れたいなと思い、長崎からの帰り、諌早のリサイクルショップで探してみましたが、思うようなものを手に入れることはできませんでした。
ネットオークションも覗いてみましたが、こちらは膨大な量なので探すのは一苦労。
あまりにも時間が勿体ないので、「これ!」と思うような額にいつか出合うことを楽しみにしていたいと思います。(それまではタンスの肥やし?)
何が一番好きなのか?
何が一番楽しいのか?
一番本気になれるものは
何なのか?
還暦過ぎても未だわからない