カンジの訃報
長崎から戻った翌日の常で、今朝も9時まで寝ていて・・・起きてすぐ新聞を手にしたところ、目に入ったのは、また天声人語。(朝日新聞 令和7年4月16日付 第一面)
そこに記されていたのは、天才ボノボ・カンジの訃報でした。
「え?カンジってまだ生きてたの?」とまず思いました。
私がスー・サベージランボー博士の著書「言葉を持った天才ザルカンジ」を読んだのは、もう30年近く前のことだったからです。
手元にある本の奥付には1994年第4刷とありますが、ブックオフの値札がかすかに残っていますから、買って読んだのは、もう少し後。
(アマゾンにはもう中古本の扱いしかないようです。上記は1993年版となっていました。)
カンジは1980年生まれとあるので、40代半ばまでは生きていたことになります。
飼育下の平均寿命は40歳だそうですから、長生きしたことにはなるけれど「ごく最近まで元気に生きていた」という事実を知った時、この30年「彼」はどんな生活をしていたのかなと急に気になりました。
YouTubeにカンジの動画が挙げられていましたので、日本のもの(10年前)と海外のもの(1年前)と貼り付けてみますね。
今日は家から一歩も出ない(これも長崎帰り翌日の常)「籠り日」ですから、《読書覚書》にもアップできそうです。
新しい本を読むのもいいけれど、古い本を読み直す時期に来ているのかもしれません。
ボノボのカンジ、ゴリラのココ、チンパンジーのアイ、アユム・・・彼ら『進化の隣人』を知ることは、人間とは何か、を知る鍵のひとつには違いないと思います。
(何度も書いているけれど、松沢哲郎元京大教授の研究費不正受給事件は、本当に残念)
わたしは
わたしを
感じてる
ただそれだけ
それがすべて
