10日ぶり
10日振りのブログアップです。
連日不快指数マックスのせいか、このところなんとなくモヤモヤ・イライラしていて自己嫌悪にも陥っていました。
児発管は指導員を兼務できないことになっていますが、夏休み中はそんなこと言っちゃいられません。 子どもたちがいる間は仕事にならないので、朝早く行ってやるか、夕方残ってやるしかなく、どっちも試してみましたが、あんまり捗らず、なんだかバカバカしくもなってきて、結局持ち帰り仕事になってしまいました。日・月と連休ですから、なんとかなりそうではあります。とはいえ、これもまたバカバカしい限りですね~。「アホなやっちゃのう」と自分を茶化して溜飲下げて、でもって「しゃ~ないな」と片付けるしかありませんね。
おーっと、今日はこーんなこと書くつもりじゃなかったんです。書きたいことはほかにあったのよ~。
音楽を聴きながら続きをどうぞ。Pachacamac のLPより、日本人にはどこか懐かしい曲調なのではないかと・・・
Amorosa Palomita- Pachacamac - MUSIQUE DES INCAS
じ・つ・は~(と勿体つけて)久し振りに《単行本》を買ったのです。1944円也。
最近は図書館で借りるか、買っても電子本ばかりだったので、2000円近い出費は、結構迷ったんです。これまでに購入した本の多くも「捨てる!」を実行したばかりでしたしね。
でも!「チンパンジーはちんぱんじん」の松沢哲郎教授の最新刊ですもの!これは買ってでも読むべきでしょう。岩波科学ライブラリーで、タイトルは「分かちあう心の進化」。図書館で借りて読むことも可能だったでしょうが(実際、武雄図書館の新刊コーナーに置いてありました)購入することにした決め手は、帯の文章ー《言語や芸術は何のためにあるのか(中略)チンパンジーとボノボ、他の霊長類や哺乳類から人間の心の進化をさぐる》にぐいっと引き寄せられたからです。《心》という単語は私にはしっくりこないのですが、《心》と呼ぶしかないですもんね。意識や感情ひっくるめて。それはさておき、松沢教授の、人間の心へのアプローチ方法が見事だと思うのです。
ヒト科ヒト属は4種であること。1種はもちろん我々で、それ以外の3種はチンパンジー属(同属別種にボノボがいる)・ゴリラ属・オランウータン属。だからでしょう。松沢教授はチンパンジーを一匹とは数えません。一人と数えるのです。そしてオス・メスではなく男性、女性と言います。
巻頭言の《チンパンジーとボノボの双方の視点から「三角測量」するように人間を見ることで、人間という存在の奥行がよりくっきりと見えます。》には、なんて面白い研究なんだろうと心躍りました。教授とチンパンジー・アイとの出会いから40年ーその研究の集大成 が、興味深いエピソードを交え、素人にもわかりやすく説明されています。
サルよりも
ずっと ずっと
ヒトに近い
ヒトの目をじっと見つめる