ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌75

博多人形与一賞展

一昨日、博多人形師の伊藤様から博多人形与一賞展』の案内ハガキを頂きました。与一賞とは故小島与一氏に因んで創設された、若手博多人形師の登竜門。毎年開催されており、私も以前はよく見に行っていましたが、ここ数年は出かけていませんでした。

会場は大丸福岡本館6階、会期は6月6日から12日まで。この間の休みは9日日曜と12日火曜なので、当初は9日に行く予定でしたが、伊藤様からメールがあり、12日の午後会場にいらっしゃるとのことでしたのでその時間帯に合わせ、見に行くことにしました。

お手紙やメールのやり取りは続いていましたが、実際にお目にかかるのはAクロスの会以来(偶然昨日そのAクロスの会のレポートを書いた『南の風6月号』が届きました!)なので3か月ぶり、でしょうか。

せっかくお会いできるのですから『青芽人形』の実物を持参しようかなと思っています。

今日の写真は昨日の帰宅時の唐津湾。曇り空の夕陽もまた風情があっていいものです。

f:id:asadakeiko576:20180606234919j:plain

f:id:asadakeiko576:20180606234959j:plain

真偽も 正誤も

善悪さえも

分からない

分からないことだけ

分かっている

 

 

今日の五行歌74

続・風の大会

f:id:asadakeiko576:20180603094031j:plain

雲の形と色合いに惹かれて・・・


懇親会は都久志会館すぐそばのガーデンパレスにて。歌会の時とは別のグループ分けで円卓を囲んでの会席。飲み放題も付いていましたが、飲めない私はウーロン茶とジンジャーエール。でもどちらも居酒屋で飲むそれよりは美味しく感じました。リッチな雰囲気のおかげか、よく冷えたグラスのおかげか、中身が本当に上等だったのか、いずれにしても美味しく飲めたのですから、言うことなし!

同じテーブルには今回、ぶっちぎりで第一席だった松岡雅子さんがいらしたのですが、実は私、松岡さんの作品には点を入れていなくて、ちょっと申し訳なかったような・・・。選者80名余で113点(2席は75点、3席は66点だったので、ほんとにぶっちぎり!)だったのですから、2点、3点を入れた方が多い中、私だけだったかもしれませんね、1点も入れなかったのは。毎日新聞局長賞も受賞された歌なのに評価していないのですから審美眼がないのか天邪鬼なのか・・・。それはさておき、2席が75点ということは、やはり全員に選ばれることの難しさを物語っていますね。実は2席の歌にも点を入れておらず、3席の歌には1点、4、5、6席の歌には2,3点を入れていました。

3点といえば今回「3点を入れました」のコーナーはとても面白い企画だったと思います。(さすが美智子さん!)「3点を入れる=イチオシの歌」ということなので、選んだ歌に対してはやはり思いを作者に伝えたいですし、もし自分の歌に3点をつけてくださった方があったら、その方の感想、ぜひ聞いてみたいですもんね。

で・・・幸せなことに私は、コメントをする側とされる側の両方の栄に浴することができました!

コメントした歌は、作者に掲載許可を得そびれた(残念!)ので割愛しますが、コメントしていただいた歌は前回の最後に載せた

青いまま  朽ちる葉っぱが あったなら その一枚に なりたいと思う

この歌に対して、「パッと目に飛び込んできた」と最大級の誉め言葉をいただけたことは作者冥利に尽きます。分かりにくく、万人受けしないことは百も承知で提出した歌でしたが、わたしの意図や思いを的確に捉えて評していただけたこと、本当に嬉しかったです。青いまま落ちる葉っぱはありますが、青いまま朽ちるのは物理的(化学的?)に不可能、やっぱり私は根本的に天邪鬼、なようです。

ちょっと小休止。懇親会では三味線お師匠の藤本佐恵さんの端唄や井上ゆりさんのシャンソンも聴かせていただくことができました。You tube は Edith Piaf をどうぞ。


Edith Piaf - L'hymne à l'amour + Paroles

大会に参加してよかったことのひとつに、多くの皆様方からの《許可》を得られたことがあります。なんの許可かというと、このブログと近々出版予定の電子書籍《ちのっぷすの好きな歌》への皆様の作品の掲載許可です。宣言したことでもありますし、早速編集作業に入り、6月中には出版できたらな、と思っています。

 

歩み続けていたならば

きっと どこかに

辿り着く

そして また

新たな地平へと

 

今日の五行歌73

風の大会

まずはミュージックスタート!今日もクスコで。曲名はアタワルパ―実質上のインカ帝国最後の皇帝の名前。ちなみに前回のはトゥパク・アマル―こちらは名目上の最後の皇帝の名前。


Cusco - Atahualpa

昨日は、都久志会館会議場にて南風・ハマ風合同の《風の大会》でした。もう7回め。ですが!残念なことに、合同で開催するのは今回が最後なのだそうです。高齢の方が少なくないので仕方のないことかもしれません。

開会挨拶の後、AからGまでの7グループ、各11人に分かれて、11首を6首・8点で採点、講評。事前採点していた83首のうちの11首があらためてプリントしなおされていたので、事務局の方の大変さに頭が下がりました。グループ分けもメンバーの顔触れなど見て決めて下さったのでしょうから、それもまた大変だっただろうなと思います。

Bグループは高原美智子さんが司会進行し、私はアシスタントとして採点のお手伝い(1年生レベルの足し算でしたが、それでもドキドキ)。美智子さんの義理の妹さんである小平こげら(素敵なペンネーム)さんにもはじめてお目にかかりました。オレンジ色のカーディガンがとてもよくお似合いの、知的で上品な方。白寿で亡くなられたお母様のことを詠まれていました。

奈良から参加された都婆吉(つばき)さん、登美世さんのお二人も、息の合った名コンビぶり。その会話はまるで掛け合い漫才を聞いているようでした。都婆吉さんの歌には事前採点時も高得点を入れていたので、覚えていたのですが、登美世さんの歌には覚えがありませんでした。ですが、ご主人のお話を聞いて、ジーン。前回4年前はご主人と一緒に参加されたのに今回は・・・。明るい今の登美世さんからは想像できないのですが、この間にご主人を亡くされ、1年程は意気消沈しておられたのだそうです。 

亡き主人と見た

吉野山

しだれ桜

来世も一緒に

みたいなあ

 ―登美世

この歌は11首中3席でした。

1席は私も高得点を入れたさかたひさこさんの

杉苔は

綺麗なところに

生えるてばい

草むしりが日課

母が得意げに言う

 ―さかたひさこ

お母様の言葉をそのまま歌にしたのだそうです。「自慢げな物言いをすることなどなかった母が、認知症が入って少し緩んできたのか、得意そうにそう言ったのが可笑しくて」とのことでしたが、お母様への愛情が滲んでいますよね。こういう瞬間を捉えることのできた娘さんの感性もまた素晴らしいと思います。

かくいう私の歌は・・・

青いまま

朽ちる葉っぱが

あったなら

その一枚に

なりたいと思う

 

1日では書ききれませんでした。懇親会のことも記したいので続きはまた次回。

そうそう今日は6月1日。一貴山駅の紫陽花の写真を添えて終わりにします。

f:id:asadakeiko576:20180601235223j:plain
f:id:asadakeiko576:20180601235253j:plain
フェンスを越して咲く逞しい紫陽花



 

今日の五行歌72

風の大会・前夜に


Cusco - Tupac Amaru

いよいよ明日31日は五行歌『南の風』と五行詩歌『ハマ風』の合同歌会《風の大会》です。福岡での開催は4年ぶり。2年前横浜で開催されたときは、連休の確保が難しく参加できませんでしたし、2年後もおそらく同様なので、彼の地へ赴くことはできそうにありません。よってハマ風の皆様とお会いできるのは4年毎、ということになりそうです。

さて、南の風事務局の高原さんより出席者のグループ分け表が送られてきました。参加者は77名。7名ずつ11グループ。私はB班。採点の集計とレポートを仰せつかりました。会の中では若手なので(五行歌歴では最古参ですが)できることはなんでも引き受けてお役に立てればと思っています。都久志会館での受付も担当します。

f:id:asadakeiko576:20180530235531j:plain
f:id:asadakeiko576:20180530235555j:plain
2代目《7インチマイライブラリー》

ところで・・・福岡での前回の参加者は100名でしたが、今回は80名を切っています。高齢の方が少なくないので、参加表明していても直前に無理になったり、長時間の歌会が体力的に厳しくなられた方もいらっしゃるのかもしれません。

福岡での次回は私も晴れて還暦(!)を迎えているではありませんか!でも今の60代はシニアとはとても呼べませんし、私が若手であることにはかわりはなさそうです。会には小中学生や高校生もいて平均年齢引き下げに貢献(?)してくれていますが、それでもメジアンでいえば70代・・・でしょうか?

少子高齢化

個人的には

悪くない

若さが

長持ちするもの

今日の五行歌71

なめたらいかんぜよ!

ふふ、ちょっと過激な見出しです。でもこれが映画『鬼龍院花子の生涯』の中の夏目雅子のセリフだって知っている人、少なくとも、この言葉を浴びせたかった(けど、もちろん浴びせはしなかった)若いあのヤロー、の世代には殆どいないだろうなぁ(ああ、なんてまどろっこしい表現!でも言わんとしていることはわかっていただけたでしょうか?)

プライベートの時間にまで仕事上のイライラ・モヤモヤを引き摺るのはバカバカしいし時間のムダでもあるので、「なめたらいかんぜよ!」でスッキリすることにします。腹立たしいことを反芻する必要はないですもんね。

夏目雅子』で思い出したので、今夜のYou Tube はドラマ『西遊記』より


Monkey Magic

それから写真は我が家の近所をば。長閑でしょ~~~

f:id:asadakeiko576:20180529225733j:plain
f:id:asadakeiko576:20180529225809j:plain

楽しいことなら

何日も前から

ワクワク♡待つよ~ん

嫌なことなら

その瞬間までし~らない

今日の五行歌70

持ち寄り食事会

月に一度、ご近所の数件がSさん宅に集い、一品持ち寄りの食事会&飲み会をしています。もう1年以上続いているのですが、皆勤賞は夫くらいで、私の参加は2,3回に1度。今日は久しぶりに参加しました。私ひとりジュースをちびちび、でもほろ酔い加減の皆さんのお喋りを聞くのは結構楽しく、時間があっという間に過ぎてしまいます。お開きは10時と決まっているので、飲み過ぎることもなく・・・と言いたいのですが、夫はしたたかに酔い、帰宅するなりバタンキュー。入浴は済ませていましたし、ちゃぁぁんと布団は敷いて出ていましたので、別に全然OK!なんですけどね。

で、夫が寝た後、こうしてブログを更新。なんだか密かな楽しみみたいですね~。

f:id:asadakeiko576:20180526232019j:plain
f:id:asadakeiko576:20180526232532j:plain
左:ふて寝中。右:何か言いたげな眼差し。

ひとりお留守番させられていたレオン君はラグの上でふて寝(?)していました。あ、そういえば、このラグの柄、ハリネズミ?それともハリモグラ

 

明日は日曜。日曜日は確実に休み、という生活、やっぱりいいものだなと思います。時間を気にせず、好きなことをして過ごせる土曜日の夜があるということも含めて。

あと数時間、音楽を聴きながら読書して過ごそうと思います。


Arthur's Theme / Christopher Cross

呑まなくても

ほろ酔い気分が

味わえる

気の合う仲間と

過ごすひととき

今日の五行歌69

ハリネズミ?ハリモグラ

ミュージアムショップでつい買ってしまったフェルト人形。

ハリネズミ?それともハリモグラ

f:id:asadakeiko576:20180522172128j:plain
f:id:asadakeiko576:20180522172158j:plain
左:購入したフェルト人形。右:ペットショップ前のポスター。

ペットショップで売られているのはハリネズミ、ですよねぇ。

娘たちが小さいころNHKで「はりもぐハーリー」ってアニメがあってましたがーと書きつつググったら、これもYou Tube にアップされてました。それも2018年4月22日とあるからつい最近ですね。アニメ自体は1990年台の制作ですが、なんにせよ、ググればたちまち聴きたい曲が聴けるとは、恐ろしいくらい便利な世の中。

久しぶりに聴いてみたらパンチの効いたなかなか愉快な曲。元気をもらえそうな歌詞なので、ここに貼り付けてみます。


はりもぐハーリーオープニング&エンディング Goahead&ダリア 歌CRIPTON

 

そもそもなんでハリネズミだかハリモグラだかのフェルト人形を手に取ったのかというと・・・次女が「ハリネズミ(ハリモグラだったかしら?)になりたい」(飼いたいだったかも?ああ、記憶がヤバイ!!)とLine で呟いていたから。1年以上既読のつかない娘と僅かながらでも繋がっていたい親心かもしれません。(ちょっとしんみり・・・)

ま、それはともかく、本日の五行歌は―

ググれ ググれば

ググる

スマホ片手に

誰もがみんな

生き字引(walking dictionary)