ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌㊳

博多人形「いとう」を訪ねて

3月20日、友人と早良区飯倉にある博多人形「いとう」を訪ねました。

五行歌に興味を持たれ、お手紙を下さったI様こと伊藤様が会長をなさっているお店です。看板は出ているけれど、店舗のようには見えない店構え。小売店というより卸問屋さんなのかもしれません。

中に入っても人の気配がなかったので、奥の部屋に向かって「こんにちは」と2,3度大きな声を出したところ、ようやく年配の男性が出てきてくださいました。

その方の後について狭い通路を進み、戸を開けたら、そこは・・・!

博多人形のお宝の山!!!なんとも目に嬉しい光景が広がっていました。

展示品、非売品、商品、所狭しと飾られていたのです。

店番の男性はストーブを点け「ゆっくりどうぞ。」と言って下さったので、お言葉に甘えて、かなりの時間、じっくりと見て回りました。

昔、小富士園で塗っていたのと同じ人形もいくつか飾ってありました。そのうち赤い座布団に座った女の子の人形は、今でもコンスタントに売れているそうです。

最近、必需品や実用品以外は買い物をしなくなり、モノへの執着が薄れてきているのですが、垂涎ものの人形たちに囲まれて、あれもほしい、これもほしいと、所有欲が首をもたげてくるのがわかりました。(もっと純粋に見入っていたかったのに)

伊藤様と同じく長崎で被爆した母へ贈ろうと「お願い折り鶴」を購入し、自分用へも何かひとつ、と思ったのですが、しばし我慢、新職場での初給料をもらってからにすることにしました。また訪問したいですしね。

候補は既に決めてあります―でも気に入った人形の中には、在庫もなさそうな、値段のつけようもなさそうな古いものもありました。かりに在庫があっても、人形のお顔はひとつひとつ微妙に違うので、たとえ展示品でホコリをかぶっていても、《その人形》が欲しいのですよね。

 

また来月、ゆっくり再訪問したいと思います。

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内職していた当時彩色した人形。お店にはこの紅葉バージョンが置いてあった。

    言葉では

    言い尽くせない。

    けれど

    言葉でしか

    言い表せない。