壱岐一泊旅行その③ウエダ清人展
中一日空いて、続編です。
今回の壱岐旅行の一番の目的、壱岐市一支国博物館で開催中のウエダ清人展について。
観覧無料でしたが、博物館自体の入館料(410円)は支払って中へ入りました。
その際手渡された館内案内リーフレットに添付されていたワッペンがこちら↓
一支国(いきこく)博物館のウェブサイトは以下を参照ください。
たった今、サイトを確認したら、最新情報紹介としてウエダ先生の講演会のレポートが簡単にまとめられていましたので、それも貼り付けておきますね。
21日当日にアップされていたようです。
ウエダ清人先生は、長崎市伊良林(風頭山のすぐ近く)にある私設美術館《風の大地美術館》の館長。
元美術の先生で、壱岐の沼津中学校では校長を務められていたそうです。
そのあたりのご経歴は存じ上げていましたが、今回の講演会(正式には特別講座「壱岐の魅力~美術家として根底にあるもの~」)でプロフィールとして、生い立ちをお聞きすることができました。
五島のお生まれであること、お父様は漁師で、7人兄弟の末っ子でいらしたこと。
少し驚いたのは、「美術を学び始めたのは高校2年生の時に美術部に入ってから」と意外に遅いスタートだったこと。
東京の美大に進学、美術教諭の免許を取得され、長崎の中学校に赴任、その中のひとつが壱岐の沼津中学校、「ここでの4年間が絵を描くうえで最も充実していた」
恩師からかけられた言葉「40歳までは毎日描き続けなさい。そうすれば何か掴めるかもしれない」 (ゴメンナサイ、正確な言葉は覚えていないのですが、こんなニュアンスだったと思います)を実践されていたこと。
壱岐の自然や、壱岐の子どもたちとの出会いについて語られた後、今回の展示作品の解説もしてくださいました。
独特の深みのある「青」は「壱岐ブルー」と呼びたいくらいです。
帰りのフェリーの時間が迫っていたので、最後の質疑応答までは残れなかったのですが、40分弱の講演がとても短く感じる程、充実した時間を過ごすことができました。
ウエダ先生の「美術家として根底にあるもの」を垣間見たような気がします。
講演会はこの日限りですが、作品展示は2期に分けてあり、前期が4月28日~6月4日、後期が6月6日~6月25日で一部作品の入れ替えがあるそうです。
ところで、ウエダ先生、1952年生まれとの事ですから、夫より3歳上、偶然にも山本真珠の山本社長と同年齢でした。
60代、70代、人生まだまだこれから!ですよね。