続AFAF
ノーテンキな私でも、さすがに石川県の被害のことは気になって、浮かれたブログをアップする気にはなれませんでした。
ですが、せっかくお話を聞かせてくださった、素敵なギャラリストの方々のこと、忘れないうちに書いておこうと思います。
まずは、ギャラリー惺SATURUさんのブース。
他のブースのような派手さや奇抜さはないのに、なぜだかつぅーっと引き寄せられた空間でした。
3人の作家さんの作品が3面に展示されており、作風はそれぞれ違うのに、不思議なハーモニーを奏でている感じ。
「写真、どうぞ、どうぞ」と快く撮らせてくださったお二人の女性は、「アート愛💖」が全身から溢れているような素敵なギャラリストさんで、東京からの出展とのことでした。
直筆の一点物なのに、相場よりお安いような気がして、厚かましくも聞いてみたらば、お二人は「利益、あんまり考えてないもんね。」と笑って顔を見合わせていらっしゃいました。
「気に入った絵を見つけて、部屋に飾って、いい気持ちで過ごしていただけたらそれで・・・」(言葉は違っていたかもしれませんが、そんなニュアンスでした)
ギャラリストの鑑!ですよね。
そんなお二人に感化されたというわけではありませんが、渡辺伸さんの画集と山神悦子さんの絵を購入して帰りました。(本当は平埜佐絵子さんの絵も欲しかったのですけれど)
油絵の方は10㎝角の大きさで、正直なところ天地がどちらなのかもわかりませんが、筆の勢いと色遣いに惹かれたのです。
版画の方はますますもって「???」で、「おしゃべりに夢中な子供達」ってどこをどう見ればそうなるの?が偽らざる感想ですが、渡辺さんの頭の中覗いてみたいな~と思ったことでした。
ギャラリー惺SATORUさんのサイトを貼っておきますね。
機会があったら、東京のギャラリーにもぜひお邪魔したいと思っています。
実は、購入して帰った絵はもう一点あります。
JINEN GALLERYさんのブース前を通りかかった時、隅の方、あまり目立たない場所に展示されていた作品なのですが、なぜか吸い寄せられてしまいました。
不思議な描き方だなぁとまず思ったのです。
余白がたっぷりとあるのも、珍しい気がしたし、建物の輪郭はないのに、浮かび上がって見えてくる・・・それに、大好きな色・・・(隣の夜景と迷いましたが、こちらにしました)
次女が暮らす東京の風景だというのも惹かれた理由のひとつだったのかもしれません。
隅の高いところだったので、写真が撮りづらかったのですが、わざわざ外して撮らせてくださいました。
作家さんのお名前は、榎谷杏子さん。
1989年のお生まれだそうですから、娘たちよりちょっとだけ上、ほぼ同世代の若い方。
「育児しながら絵筆を取っている」と聞き、日常の中で絵を描くというのもまた素晴らしいことだなぁと、陰ながら応援したくなったのです。(ここでもばあばモード?)
JINEN GALLERYさんのサイトと榎谷杏子さんのインスタグラムはこちらです。
https://www.instagram.com/en0kidani/
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