長崎盛沢山その①
11月13,14日に帰省し、まずは、久し振りに馬場骨董店へ。
前回グラバー庵で入手した青芽さん作の三猿を見て頂きたかったのです。
お見せするなり「あら、青芽さんの!」さすが!
ちょうど外国人のお客様がいらしていて、1万円近くのお買い物をされ、クレジットカードで支払おうとされていましたが、「クレジットカード、ノー」「キャッシュだけ」で、十分通じていたようです。
一見籃胎漆器のように見える小さな飾り棚が気に入って「これは売り物じゃないですよね?」とお聞きしたところ「店内のものはあたしとあの福助さん(上掲画像右上)以外は全部売り物よ」だそう。
手頃なお値段だったので、購入。(裏に久留米赤松製とあり)
店内では下の部分に湯呑等収納してあったのですが、もちろんそれは全部取り出して、棚だけ売っていただきました。
が!なぜかうちに持って帰ると、扉が開かない!
ほかに小さなお人形2体(計300円)を購入。下の画像の右側は九谷焼の湯飲みの蓋。
「綺麗ですね」と言ったら「蓋だけしかないのよ。でも捨てるに忍びなくてね。気に入ったら持って帰っていいよ。」とタダで頂いてしまいました。
この後、実家に顔を出し、休む間もなく風の大地美術館へ。
今回の目的は「風頭・秋風にあそぶ絵画展」
ここでも外国人のお客様が熱心に絵を見ておられました。
一応英文科を出てるのに、英会話力がほとんどない私は「自閉症の人の作品です」とうまく伝えられず、ただひとこと「Autism・・・」
それでもOh!と大きく頷かれましたから、通じたようです。
ブログアップ許可頂きましたので、館内の様子をお楽しみください。
圧巻だったのは、山口さんと城さんの作品群。
まずは山口亮さんの作品をどうぞ。
上掲の中でとりわけ好きだったのが、以下の2作品です。
次は城瑠那子さんの作品。
小さな人物が縦になったり横になったり、無数に描かれています。
実は、13日だけでなく、14日にも再訪問しました。
というのも14日は最終日で、搬出の為、作家さんたちとそのご家族が見えるので、ぜひお会いしたかったのです。
とりわけ山口亮さんと城瑠那子さん、そしてそのご家族とお会いできたのはとても喜ばしいことでした。
その際に山口さんの絵を一枚購入。
城さんの絵はすべて展示のみの非売品だったのですが、アスパラガスシリーズの中の作品のひとつ(上掲作品)があまりにも素晴らしかったので「いいですね~」「素敵ですね~」と物欲しげに(?)矯めつ眇めつ眺めていたらお母様が「差し上げますよ」。
「いくらなんでもタダで頂くわけには・・・」
「じゃあ、額縁代だけ。100均のだから100円で・・・」
額縁や色画用紙の色を選んで額装したのはお母様。
瑠那子さんの天性の色彩感覚やセンスの良さは、お母様譲りなのかもしれませんね。
山口亮さん、城瑠那子さん、素敵な絵をどうもありがとう!
これからも、じゃんじゃん、どんどん、描いてくださいね!
最後に、ウエダ先生の絵もまた素晴らしいものでした。
戦争と平和についての想いがこめられている画集、ほんの一部だけですが、アップしますね。
話は逸れるのですが、「ベンガラって知ってます?」と聞かれ、「実物は見たことありません」と答えると、「これですよ」とボトルに入った赤い粉を見せてくださいました。
と、その日の夜、たまたま読んだ本に京都の話が出てきて、格子がべんがらで塗ってある云々と書いてあり、その偶然に「シンクロニシティ?」となんだかウキウキしちゃいました。
今日の五行歌はウエダ先生の作品を拝借します。
to be continued