今日の五行歌572～光の乱反射 - ちのっぷすの徒然五行歌

みぞえ画廊・奥山民枝展

すごい！すごい！！すごい！！！

としか言いようのない絵画展でした。

五行歌南の風の高原美智子さんから、個展案内ハガキの画像とともに以下のようなメールが届き、高原さんのおすすめなら、ぜひ行ってみたい！と、もう見る前からワクワク度Maxだったのですが・・・その期待を大幅に上回る素晴らしい個展でした！

トークイベント、初日（11日）4時から。要予約。終了後ささやかな懇親会あり。

このイベントは特にお薦めです。面白い話が聴けると思います。私たちは今回行けませんが、以前に話を聴いています。

私の高校の友達です。すごく⤴️⤴️ユニークな人で、もし時間あったら行ってみてください。

メールで知らせてくださった高原美智子さんに感謝！です。

要予約とあったので、イベントへの参加は無理だろうと諦めていましたが、受付の方に「大丈夫ですよ。どうぞ」と言っていただけたので、遠慮なく席に着かせていただきました。

お話を伺った後で、もう一度鑑賞し直すとまた新たな局面も見えて、一粒で二度美味しい（なんて陳腐な！もっと相応しい表現なかったのか？！）絵画展でした。

ですが！その前にまたまた私らしい大歩危やらかしちゃいました。

トークイベントは午後4時からだったので、3時前後に到着するつもりだったのですが（イベントに参加できなくても1時間は鑑賞できるから）地下鉄唐人駅で降りねばならないところ、大濠公園駅まで乗り過ごしてしまったために、30分以上も歩くハメになり、おまけに途中俄雨にまで見舞われてしまいました。

もういっそ引き返そうか、イベントには参加できないだろうから、鑑賞だけなら日を改めて出直そうかと思ったほどでしたが・・・諦めないで本当によかったです。

それくらい絵も、お話も、素晴らしいものでした。

3つ上のお姉さんが「天才」と呼ばれるほどの画才の持ち主だったため、先生は家の中では絵具に触れることもなかったそうです。

数学が好きだったので、建築家を目指されたそうですが、「女は採らん」と2つの大学の教授に断られたのだとか。

どこで、どう転ぶかわかりませんね。

建築家になられていたとしても、きっと素晴らしく面白い設計をされていたんじゃないかと思いますが、やはり画家になるべくしてなられたような気がします。

数学がお好きで「科学オタク」を自称されておられましたが、広大な宇宙、銀河系外惑星のお話から、極小の素粒子やDNAのお話まで、すべて興味深く、一晩中でも聞いていたいくらいでした。

様々な種類の花が、ある時期、ある場所だけに一斉に咲くというスーパーブルーム。

擬態で知られるコノハムシが、実は広葉樹が繁殖する前に生息していたという、まるで未来を先取りしているかのような不思議な現象。

花はまるで意思を持っているかのように、花粉を運んでくれる虫に合わせてその虫が好む形態になるらしいこと。

「ゆらぎ」のお話もされていました。人間固有のバイブレーションのようなもの、5種類ほどあるそうですが、俗にいう「気が合う」とか「波長が合う」というのも、そういう科学的根拠があるのかもしれません。

奥山先生とは初対面なのに、ずっと前から存じ上げてるような親しみを感じたのは、高原美智子さんの高校時代の友人だということも関係しているのでしょう。