五十回忌
昨日の朝、ちょうど7時に出発して、大村の義兄宅には9時半頃到着しました。墓参りはもう終わっていましたが、お坊さんの読経には十分間に合いました。ハリのあるいいお声の読経は瞑想ガイドのようでもあり、子守歌のようでもあり・・・長時間ドライブの疲れを癒す効果はあったようです。終わったあと、なんだかスッキリしていましたから。
それにしても五十回忌です。滅多にできることじゃないですよね。それだけ義父が早くに亡くなったということですが。存命している子ども達ー夫の兄弟姉妹6名とその配偶者(といっても私を含めたった2名ですが)孫、ひ孫、総勢14名。我が家の娘達を除くほぼ全員の参加でした。勢揃いはおそらく最初で最後・・・なんじゃないでしょうか。
義父は明治44年生まれ。身長180センチあったといいますから当時としてはかなりの大男。夫の兄弟姉妹もみな(戦争中に生まれた長兄以外)大柄ですが、それでも父よりは小さい。漁業長として人間的にも大きかった、そんな父を夫は中学2年生の時に亡くしています。弟も妹もまだ小学生。遺影の義父は50代。夫によく似ている気がしますが、兄弟に言わせると亡くなった次兄が一番似ていたそうです。
そして今回、珍しいものを見せてもらうことができました。
義父の手帳です。夫もメモ魔ですが、これは父譲りだったのですね。
当たり障りのないところだけ写真に撮らせてもらい、ここにアップしました。(物価がわかりますね。20度の焼酎1升が255円。それを1000円札で払い、お釣り745円と几帳面に記してありますが、そんなところも夫ソックリ?!)
弟が生まれた日のこともちゃんと何時何分と記してありました。当時はまだ自宅出産。この2年後、昭和でいえば34年に生まれた妹だけが病院での出産だったそうですが、ちょうど全国的にも病院での出産率が50%を超えたところだったようです。
法事の後は近くの料亭で会席。兄弟姉妹のお喋りは傍で聞いていても楽しいものでした。ここでも珍しいものを目にしました。鯨の盛り合わせ、長崎ならではかもしれません。私は苦手なので食べませんでしたが、夫は懐かしそうにパクパク食べていました。
最後に夫の実家付近の風景を一枚。
中学生の息子と
相撲を取った
翌々日に
そのまま帰らぬ人に
今日は George のこの曲の気分です。
George Harrison - Be Here Now - Lyrics