ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌466~刹那を

分身ロボットカフェ体験

数日前の朝日新聞青鉛筆欄で知った、分身ロボットを遠隔操作して接客するカフェに行って来ました。

東京には常設店があるそうですが、福岡では大濠公園近くの西日本シティ銀行ココロ館カフェでの期間限定営業(11月12日~27日)

以前からオリィ研究所分身ロボットOriHimeには興味がありましたから、これはもう絶対に行って体験したい、と。

予約サイトにアクセスした際、唯一残っていた時間帯10時30分~11時45分を即クリックしたのは前回記した通り。

4人掛けテーブルの残1ですから、当然相席です。

どんな方たちとご一緒するのかな?とチョッピリ不安。でも少なくとも分身ロボットに興味のある方々には違いありませんから、それなり話は弾むでしょう。

近くの駐車場にとめ、予約時間の2,3分前に到着したところ、すでにテーブルには3人の女性が座っていらっしゃいました。

3人とも車椅子ユーザーの方でご友人同士。

そんな中に入れて頂くのはちょっと恐縮しましたが、おひとりが「自己紹介しますね」とすぐに打ち解けてくださった上、OliHimeのパイロットさんも話に加わってくださったので、30分(テーブル席での接客は30分。食事は75分)はあっという間。

ほかには小学生の子どもさんのいるご家族が多かったようです。あちこちから楽しそうな会話が聞こえていました。

ブログアップOK頂きましたので、パイロットさんの接客ぶりや店内の様子をアップしますね。


www.youtube.com


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メニュー(写真を撮り損ねたのが残念!!)はスープとドリンク付きのパスタやドリア、グラタン、カレーなど6種類の中から選べ、デザートプレートも1種類。

デザートは美味しそうでしたが、料金はどれも同じ(予約時にクレジット払い¥2000)でしたから、ここはがっつり食事。

オニオンスープが美味でした。

ちょっと残念だったのは、ドリンクがアフターではなく、先に運ばれたこと。

ですが、大きめのカップにたっぷり入っていたので、2000円というお値段は普通のカフェのランチと比べて遜色ないなと思いました。

では、少し戻って入り口から順に。

受付時に撮るべきでしたが、帰りに撮影したので受付プレゼンター休止中

全国には現在70名のパイロットさん(遠隔操作する人)がおられるのだとか
足元はこうなっています。この黒いラインに沿ってゆっくりと移動

パイロットさんの接客は最初の30分だけとの事でしたが、実は最後にも少しだけ他の方がご挨拶に来てくださいました。

ここでちょっと小粋な演出。テーブルの4人に好きな色を尋ね、答えた色に合わせた花を画面を出し「来店ありがとう」と感謝の言葉を伝えてくださったのです。

また行きたいなと思える素敵なカフェでの憩いの時間でした。

福岡にも東京のような常設店ができるといいな。

期間限定カフェはこのあと札幌で開かれる予定だそうです。いまのところ、その二都市だけ。

普段糸島の田舎暮らしばかりなので、福岡は九州一の大都会だということを忘れているのだけれど、こういう時は「車で30分で都会、サイコー!」と実感します。

身体の自由がきかない人たちが、この分身ロボットを使えば世界中を旅する事だって可能。

まるでドラえもんどこでもドアのよう。

もちろん、体験できるのは視覚と聴覚を使ってのみで、五感の全てをフルに使うことはできません。

それでも何もできないより、ずっとずっといい。

味や匂いや手触り、肌触りなども感じられたらもっと素晴らしいけれど、でももしそうなったら、「現実とか実体って何なんだろう?」って話になっちゃいますよね。

実際、感じていることの全てが(今まさにタッチタイピングしているこの指先の感覚も)本当に現実なのかどうか・・・

たとえ、全てが夢幻(ゆめまぼろし)だとしても、その夢幻「現実と感じながら」生きていくほかないわけで、つまりは、どっちでもいいや~。

とりあえず(?)明日も生きていきます。

おっと、忘れる所でした。

カフェ体験でハイテンションになったまま、午後からは南風公民館での歌会にも参加。

こちらもまたとても居心地のいい空間です。

以下は提出歌。

刹那を

未来永劫に

留めおきたいと

渇迎するこころが

芸術を生む