長崎二泊三日その③
長崎二泊三日も最終回となりました。(お付き合いいただきありがとうございます!)
今回の訪問先はタイピント画廊さん。
毎年恒例の「長崎平和展」の案内ハガキを頂いていましたし、ちょうど会期と帰省日時が被っていたので、スケジュール的にもバッチリ。
画家の明松さんは不在でしたが、山口社長は変わらずお元気でいらしたのでひと安心。
作品のひとつひとつを解説してくださり、目からも耳からも滋養を取り込めた有意義なひとときでした。
今回、画廊内の写真は撮れませんでしたが、明松智さんの人物画はじめ、最高齢の米村昭彦さんやテンペラ画の山下良夫さんの絵など目が釘付けになる作品が、バランスよく展示されていました。
そんな中、今回一番心惹かれたのは田中光博さんの木口木版画。
以前からとても気になっていたのですが、今回展示してあった木版画は、これまでに観たことのある本氏のどの作品よりも惹きつけられました。
なんというか、吸い込まれそうになるような、奇妙な感覚に捉われるミステリアスな版画だったのです。
手に入れたい気持ちMaxでしたが、「どこに飾るよ?え?え?」ともう一人の自分が諫めたので、後ろ髪を引かれつつ、タイピントさんを後にしました。
あ、その前にもうひとつ。
下の画像は何だと思いますか?
開くとこうなっています。
なんとなく察しがつかれましたか?
雑誌などの綺麗なページを切り取って、折って作った紙の財布です。
出展者のおひとり、マルモト イヅミさんが作られたそうで、ひとつ100円でしたのでふたつ購入。
展開してみて、どういう作りになっているのか調べ、同じものを作りたいと思っているのですが、一度開いたら、元に戻せる自信がなく(次女ならわけないでしょうが)買ったなりにしてあります。
ほかに読書好きな母の為に本を2冊。
そうです。もうじき長崎原爆忌。
その前に6日の広島原爆忌がありますね。もう78年・・・
被爆の記憶のある人たちは80歳以上・・・
父は体験記を出版し、母も朝日新聞の声欄へ幾度となく投稿していますが、祖母は殆ど何も語らずに逝ってしまいました。
明治生まれだった祖母に、もっと話を聞いておけばよかった・・・
タイピント画廊にての「長崎平和展」は8月13日までです。