ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌213~出不精を

盛り沢山!!その2

続 長崎帰省 です。

なにせ1泊2日3泊4日分くらいの濃密さだったため、書くことが一杯あるのです。

えーっと、まずタイピント画廊さんから戻り、

早速に、英語版被爆体験記コミックを見せました。

案の定「ああ、わかるわかる。14歳なら同じ歳、中2から学徒動員やったけん、同じような体験ばしとるやろうね」と興味深く読み進めていました。

「お父さんが読み終えたら、チー君たち(中学生の孫)に読ませよう。漫画なら読みやすかやろうけん」―うんうん、そういう意図もあって、買って帰ったのでした。

あの日、父の母校旧制県立瓊浦中学(爆心地より800メートル。現在の県立西高等学校)では、1年生だけ期末考査があっていたそうです。夏休みに入っていましたが、度重なる空襲警報などで授業がおくれにおくれ、そんな時期のテストとなったのだとか。

この日は朝から空襲警報が鳴っていましたから、登校した生徒の数は少なかったようですが、10時頃試験が終わり、学校に残っていた生徒は・・・ほぼ全員犠牲となったでしょう。それでなくとも自宅と学校が近い生徒が多いでしょうし(約3キロ離れていた父は遠い方)動員先で被爆した生徒もいたでしょうから、犠牲者数はかなりの数だったと思われます。

「長崎県立瓊浦中学校沿革誌」によると犠牲者数は、教職員16名用務員2名生徒387名となっています。その当時の在校生数はわかりませんが、3分の1近くにのぼるのではないでしょうか?

 

夕方は父母と3人で外食。

父は最近とみに足腰衰えたものの、食欲は変わらず旺盛で、1.5人前を平らげた後、自宅でさらに甘酒コップ一杯と好物の「三笠山」(文明堂のどら焼き)をペロリ。

一番の食べ盛りに、毎日ひもじい思いをしていた反動でしょうか?

米寿を超えたのですから、好きなものを好きなだけ・・・食べてもいいですよね?

母は9時前には就床しますが、父は11時半と決まっているので、ポツリポツリと話してくれる被爆体験に耳を傾けながら、時間まで付き合っていました。

 

翌朝6時前には起きてガサゴソしている母の気配を感じながら、私は7時に起床。

風頭公園まで散歩。はあと1週間から10日くらいで見ごろになるかなぁ。

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左:桜が…!  中央:黄砂(?)にけぶる稲佐山   右:長崎港


風頭公園からの風景270度

( 画質はかなり悪いですが、風の音をお楽しみください m(__)m )

 

10時、父をスポーツジムに送った後、片淵の伯母宅へ。

手編みのセーターとカーディガンを貰ってきました。

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左:ペンダントは亀翁窯の古賀様に頂いた物 右:変わったデザインのトッパー

伯母手編みが趣味で、教室にも通っているのですが、作品展がコロナで中止になったのだそう。

それで作品6点のうち2点を頂いたというわけです。

伯母の家近くのコインパーキングに車をとめたまま、中通りを歩いて馬場骨董店へ。

青芽さんの花瓶の写真を見て頂こうと思ったのです。

スマホの画像を見るなり

「あらぁ、ほんと、これ青芽さんよ。うんうん、青芽さんの作品、そうそう」と懐かしそうに見入っておられました。

お客さんが入って来られたので、ゆっくりお話はうかがえず、、お店を後にし・・・

ぶらりと歩いていたところ、間口の小さいリサイクルショップでお地蔵様!を見つけてしまいました。

値段を聞くと200円とのことでしたが、

それとは別に、昭和レトロな小振りのコップを2個購入したら「お地蔵様はおまけです」ーで、我が家のお地蔵様コーナーに仲間入り。

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コップはぱっと見、100均にありそうな色柄ですが、香蘭社製なのですよ。昭和の半ば頃作と思われますが、その当時はモダンだったでしょうね。(二つで600円也)

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さて、まだまだ続きが・・・

夕方5時頃自宅に戻ると、

郵便受けに嬉しいお便りが 2通

1通はタイピント画廊明松さんからのお礼の葉書。22日夕方消印で23日には届くのですね。高速飛ばして帰ってきた疲れもふっとびました。

もう1通は田中さんからで

「ちのっぷす~Ⅱ」の再々注文。今度は30冊です。

コロナのせいで歌会は中止になるし、家に居ることが多かったので、交通費や外食代、飲み代が浮いた。その分使ったつもりで本を買ってプレゼントしよう!」と思われたのだとか。

田中さんのそういう太っ腹なところも大好きです。

本も1冊同封されていました。「友人の息子さんのお嫁ちゃん」だという女性(にしざかひろみさん)のA5版の画集です。

「春潮」と題された、桜の花で覆われた赤い金魚の絵が素敵です。

 

出不精を

返上すれば

それだけの

出会いがある

収穫がある