ちのっぷすの徒然五行歌

CHNOPSの塊に過ぎない私になぜ意識が生じたのか

今日の五行歌210~ナイルではなく

大詰め

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今回も本文とは無関係。3週間前梅見に行ってきました。

被爆体験記、残りは原爆資料館資料転載許可、という段階になりました。

申請書をメールで送ったのが3月6日。約1,2週間かかるというので、まだもうちょっとありましたが、ひょっと届いていなかったのかも、と思い、本日電話してみました。

なんと10日には返信してくださっていたそうです。

ところが、こちらには届いていません。

「データが重いので4回に分けて送ったのですが」と担当者。

「すぐ送りなおします」と請け負って下さいましたが、前回同じメールで届いていないのだから、今回も・・・?

まんじりと待っていたところ、先方より電話が。

「届きましたか?」

やはり届いていないことを伝え、Gmailではなくoutlookの方に送り直してもらうようお願いしました。

それにより、やっと画像が入手でき、作業再開です。

午後3時までには終了し、いよいよ最後は、故山端庸介氏撮影の写真の掲載許可をいただくのみ。

日本放送出版協会より1995年に出版されていた『長崎 よみがえる原爆写真』の中の2枚の画像を使用したかったので、はじめはそちらの方にメールで問い合わせ。

すぐに返信が来て曰く

「写真をお借りして、出版しているため、弊社ではご許諾することができません。」

「写真の著作権者の許諾が必要ですが、山端庸介さんの写真であれば著作権保護法が切れている可能性があり・・・」と続き

「著作権情報センターの電話相談室にご相談いただくのが宜しいのではないかと存じます。」と丁寧に、ウェブサイトや電話番号まで教えてくださいました。

早速電話したところ、「普通の著作物でなく写真であればまた別の写真著作権協会の方へ」とのこと。

こちらはメールで問い合わせ。山端氏の写真は既にパブリックドメインの扱い。(1966年に亡くなられているので著作権保護期間の50年は確かに過ぎています。これは予めわかっていたことですが)

パブリックドメインのお墨付きをもらったとはいえ、写真の管理をされているご子息がいらっしゃるのですから、勝手に使うのは憚られます。

どうしたものかと思いつつご子息のお名前で検索したところ、なんと電話番号(住所まで!)がヒット。

このご時世に信じられないような幸運。

2012年の電話帳のようなものがまだネット上に残っていたのです。

意を決して、直接お電話しました。

在宅していらっしゃるであろう時間を考え、午後7時半にかけたのですが、開口一番

「こんな遅い時間に・・・」

突然の不躾な電話は重々承知の上。

とはいえ「他人に電話をかけるべき時間ではない」とお叱りを受けたのかと一瞬ひるみましたが、

こちらの用件が用件(出版物にお父様の撮影された写真を使わせていただきたい)だったため、個人でないと思われたのかもしれません。就業時間を考えると「遅い時間」も納得。

気持ちを切り替え、用件をさらに詳しく説明していたら

「どの写真か口頭じゃわからんから、メールで」とメールアドレスを教えてくださいました。

もちろん即送信し、返信を待っているところです。

明日お返事いただけると嬉しいな。

もしそうなったら、編集もその日うちに終わります。

校正を兼ねて、父に読み直してもらい、OKであればデータアップロードに進めます。

来月にはアマゾンから出版できそうです。

最初で最後の親孝行になるかな。

ナイルではなく

アマゾン

流域面積最大の。

その濁流に

呑み込まれている

何年も前に南の風誌に載せたものですが、その当時は意味が解ってくれた人は殆どいなかったんじゃないかなぁ(もしかして今でも?)

アマゾンとは南米のアマゾン川のこと。同時に、巨大企業Amazonもさします。

世界一長い川より世界一流域面積が広い川の方が影響力は大きいですよね。(そういう意味合いで社名をアマゾンにしたのかは不明ですが)

アマゾンジャパンの設立時(ちょうどWindows98を使い始めたころ)からのカスタマーなので、もう20年以上!!(一体いくらつぎこんだことだろう?)

当初は本だけだったのに、今じゃ生鮮食品を除く殆どのものを注文しているような・・・。

IoTが進めば生鮮食品さえアマゾン頼りになる日もあり得ない話じゃありません。

否応なく呑み込まれているのですよね。

いつの間にか・・・ではなく、そうなるとわかっていてさえ、引き返せない

便利さと引き換えに失ったもの、それから『奪われたもの』も多いと、それもわかっているのですが・・・。

被爆体験記の話からだいぶ逸れましたが、その本の出版さえアマゾン頼みというオチ。