えんぴつプレスとネクパブ
かなり以前に、自費出版にあたってえんぴつプレスとネクストパブリッシングオーサーズプレスの比較をやってみたいと書いていましたが、ついに、比較できる一歩手前まで来ました。
今日、ネクパブに出版登録をしたのです。
新たに原稿作成する余裕はなかったので、えんぴつプレス(発行所名でデザインエッグ社とよぶべき?)を利用して出版したChnops抄(ちのっぷすしょう)にちょちょいと手を加えただけの改訂版として登録しただけですが。
上記本は2019年5月に出版したもの。元は2018年2月に同じタイトルで電子書籍版として100円で販売していたものを紙の本にしただけで内容は全く同じ。
今回の本はタイトルを《CHNOPS抄》と変え、あとがきを付け足した程度の、ほんとにお試し版。
こんなことを思うがままに好き放題できるなんて10年前には想像すらできなかったことです。
紙質や出来上がり具合はもちろんまだわかりませんが(とはいえ、アマゾンのオンデマンド印刷には変わりありませんので、そこは以前のものと大差ないかも)最低設定価格はネクパブの方が安かったです。
ちなみに41ページ(うちカラー13ページ)で700円。
税込770円と良い感じの価格設定もできましたが、この価格だと売れた場合の手取りが15円以下だったので、800円にしてみました。これなら74円、まぁ1割に満たないので、えんぴつプレスの印税10%よりは少ないですが・・・
えんぴつプレスでの最低設定価格はたぶん950円を超えていたと思います。ギリギリの設定にしてアマゾンでの販売価格が1045円になったので。
ですので、ネクパブでも価格を1000円程度に設定すれば手取りは100円超えるのかもしれませんが、高すぎますよね。(やっぱり最低価格の700円にすべきだったかしら?)
本を手にしていないので、完全比較はまだできませんが、私的にひとつ、えんぴつプレスに軍配があがるのは、ISBN(国際標準図書記号)の取得が簡単なこと。
データファイルを完全に自作してアップするのはどちらも同じですが、システム利用料としてえんぴつプレスは4980円+税の約5500円かかるけれど、ほぼ自動的にISBNがついてくるのです。
この点、ネクパブだと別途自分で手続きせねばならない上、それなり料金もかかるので、えんぴつプレスの方がラクな上におトクなのは間違いなさそう。
で、今回ネクパブからはISBNをつけない出版にしてみました。
これだと完全無料。
まったくもって1円も使わずに出版だけはできるのです。
こういうシステムはえんぴつプレスにはないので「書店に流通させるわけでなし、ISBNなんて全く必要ない」という向きにはネクパブの方に軍配があがりますね。
出来上がった本を購入するにあたってはアマゾンに支払わねばならないのはどちらも同じ。少しでも安い方がよいなら、これもネクパブの勝利。
それから、データファイルを自分で作成できない人向けの支援に関して言えば、原稿をテキストファイルにする費用もネクパブの方が安いようでした。
が、表紙作成支援の費用も合わせると、どっちがどうなのか、ごめんなさい、ここのところは、詳しく調べたわけではないのでわかりません。m(__)m
と、まぁ自分の本に関しては捗ったのですが、肝心の伊藤先生から頼まれた分に手を付けることが出来ませんでした。
イメージ先行で取りかかりたかったので、先生にメールし、先にタイトルを決めて頂けないかと相談。
即返信があり「さすがはアイデアマンの先生!」と思わせられるようなタイトル(まだ内緒)でした。
本文の内容に則したサブタイトルも必要ですが、それは本文が出来上がってからでも十分でしょう。
こういう作業は楽しいですが、没頭すると「休みが休みにならない」のが難点。
先生は「(完成は)いつでもいいですよ。急ぎませんから。」と言ってくださっていますが、ある程度期限を設定しておかないと、いつまでも《休み》になりませんから、自分の為にも締め切りが必要。
タイムスケジュールを作らないといけませんが、実はまだお預かりしている資料に目を通していないので、まずは通読、分類が先ですね。
今夜は目を通すだけにとどめておいて、作業は次の休みにしたいと思います。
あ、それから父の被爆体験記の改訂版も今日アマゾンより販売開始されています。
ますは1冊だけ注文したので、近いうち届くでしょう。
なぜか表紙が修正する以前の物(初版)に戻っており(なぜか、ではなく私のアップロードミスだと思いますが)う~ん、どうしたらいいかなぁ。
もし本文にミスが見つかれば、表紙も元(ややこしいけど元って2版のこと)に戻すでしょうが・・・。
友は言った
「北九州に原爆が落ちていたら
私は生まれていない」と
私は思った
「長崎に原爆が落ちていなかったら
私は生まれていない」と