ギフテッド
本来なら《読書覚書》の方にアップすべきなんですが、たまたま昨日一気読みして「!!」
腑に落ちるというか、私自身はギフテッド(天賦の才を持つ人)ではないですが、そういう友人がいるし、次女はもしかしたら、そうなのかもしれないな・・・と。
「ギフテッド」という言葉を知ったのは、数年前に観た映画ででした。
私自身も、確かに記憶力は良い方だったとは思います。
でも、自分ではそれが普通の事ですから、子どもの頃は、誰でもみんなそうだと思っていました。
漢字や英単語など一度習えば、その場で記憶できるので、何度も書いて覚える必要はありませんでした。
なまじ記憶力が良いと、机に向かって勉強しないでも、テストでそこそこの点がとれてしまうので、勉強する習慣がまったくついていないまま、中学・高校と進み・・・
公立の中学校まではなんとかなっても、進学校ではそうはいきません。
英語の新出単語も中学のように、1時限に数個で、それも板書された単語を先生の後についてみんなで発音して・・・なんて高校ではやりませんから、知らない単語がどんどんどんどん増えて・・・あとは言わずもがな・・・ですね。
それでも英語の成績が悪くはなかったのは、英語力というより国語力があったのと、雑学好きからくる背景知識があったからだろうと思います。
単語や文法がよくわからなくても「なんとなくこういう意味だろう」という推測は的外れではないことが多かったので。
ところで、来月3歳になる孫は、お父さんとよく神経衰弱で遊んでいるようです。
幼児用の絵カードを用いた神経衰弱擬きではなく、トランプのルールをきちんと理解したうえでゲームできていますから、発達は早い方かもしれません。
幼い子が大人より強いのは、おそらく映像記憶が鮮明なためで、大人は無意識に言語化(♦の3は♠の8の隣などと)して覚えようとするけれど、幼児は見たまま、形のまま記憶しているからでしょう。
こういう能力は、言葉を習得していくにつれ消失していくものだと思われます。
写実的な絵を描いていた自閉症の少女ナディアが、言葉を話すようになるにつれ、普通の子どもが描くような絵しか描けなくなったという話と通じるところもあると思います。
脳ってとっても不思議ですね。
今日は話もぶっとびますが、
私が介護の仕事にハマっているのも、どう言ったらいいのかなぁ、たぶん認知症の方々の脳に興味が尽きないから・・・
興味だなんて失礼千万な表現ですが、脳のどこにどんな異変や不具合が起きて、ああいう症状(「ああいう」なんて一括りにはできませんが)が出るのだろう?
脳の可塑性をもってしても認知症には抗えないのだろうか?
「普通の人と違う」ことから生じる生きづらさや困難さという点では、ギフテッドも自閉症スペクトラムもADHDも、認知症の方も同じだと思うのです。
なんだかハイになりそうなので、このへんでヤメにして、もう寝ます。
おやすみなさい。(ってことで過去作でご勘弁)
電気信号
化学反応
その副産物か
「心」という
摩訶不思議