前原散策その①
4連休を満喫したのは、もう1週間も前のこと。
3日連続でブログもアップし、ノリノリだったけれど、その反動で失速。
空白の4日間を経て、また甦りました!(って大袈裟な!)
まず今日は朝から、糸島在住の画家・宮田ちひろさんの講演会(糸島図書館主催)へ。
30人限定だったので、5日の受付開始日に即電話で申し込み、参加を確保。
指折り待つこと3週間、期待を膨らませて待った甲斐は十分過ぎるほどありました。
正直なところ、あれほど緻密な絵を描かれる方なのだから、ひとり黙々と作業をするのが好きな、寡黙な方なのだろうと思っていたのです。
ですが、いい意味でその予想を裏切られ、トークにぐいぐい引き込まれていきました。
語り口はソフトだけれど、芯の強さが伺えるエピソードも豊富。
笑いあり涙あり。(ほんとに何度もホロリとなりました)
新町漁港の絵で繋がったある方(それも別々にお二人)が、「ああいう大人になりたい!」と強く憧れた通りの大人になれたというお話は、興味深かったです。
「強く憧れる、強く思い描く」ことの力って想像以上なのでしょう。
逸れますが、私自身も、小さなことなら「ハッキリと思い描く」ことで叶えてきた実績(?)があるので、実感としてわかります。
ただ、大きなことは「漠然としか思い描けない」から叶えようもない、というより、おそらく
①「そんな大それた夢、叶いっこない」とリミッターがかかっているか、
②そもそも私の未来がそうなっていないから、しっかりと「思い描けない」(逆に言えば「思い描ける」のは、いわゆる予知の類)
のどちらかだと思っています。
宮田さんの場合は、「画家として大成する」という大きな野心があったわけではなさそうでしたが、精魂傾けて好きな絵を描くことに没頭しているうちに、多くの人と繋がり、縁に導かれて、《糸島の印象派》を冠されるほどの画家になられたのだと思います。
絵は全くの独学だそうですが、「13歳の時に本屋で手にした1冊の本がきっかけ」だったというのは、深く頷けるものでした。
天職との出会いは、そういうものなのだろうな、と。
福祉作業所で10年間勤められていたというのも、バックボーンとしてあるのでしょう。
この辺り、くのいち先生にも通じるところがあるなと思いました。きちんと正社員として働きつつ、数年間の並走、助走期間を得て、独立。
自分でも特に気に入って、絶対に手放したくないと思っていた絵を、とあるご夫婦が所望されたとき、なぜか即座に「どうぞ」と応えた自分に驚いた、というようなことを仰っていたのもまた印象的でした。
天啓という言葉がありますが、「手放すことで、また新しい絵と出会える(新たな絵が描ける)」と無意識下で即座に判断されたのではないでしょうか?
締めの岩橋館長(古いママ友でもあります)の言葉もとってもよかったです。(さすが!)
その中で「失礼にも『風景画しか描かれないのですか?』とお聞きしたら『いえ、ほかにも描きますよ』と見せてくださったスマホの写真がまた素晴らしかった」と話されており「ほかってどんな絵なのかな?」と思っていたところ・・・
帰りがけに寄ったアーティステーション(宮田さんの常設コーナーあり)の絵葉書売り場で、数十種類の風景画に交じって花の絵を2枚発見。即購入。
こういうタイムリーさって、本当に嬉しいものです。
この後、『糸島の光』~松本弘紀水彩画展の鑑賞に伊都郷土美術館へ。
松本さんは物腰の柔らかい、けれどもどこか精悍な印象の素敵な方でした。
カンボジアに2年ほどボランティアに行かれていたこともあるそうです。
写真はOK頂けましたが、ブログアップは難色を示されたので、作品のアップはなし。
ですが、松本さんのお知り合いの方が、同じはてなブログに水彩画展のことをアップしておられましたので、それを貼り付けさせていただきますね。<m(__)m>
来年3月には天神で個展を開かれるそうですから、ぜひまた足を運びたいと思っています。(Aクロスの会もあることですしね!3月初旬は天神ウィークです)
前原散策その②は明日以降にアップしますね。
今回、車ではなく電車で出かけたので、普段はさっと通り過ぎるだけのところを、ゆっくりじっくり歩いて見て回れましたので・・・
失くしてしまった宝くじ
当たっているような気がする
・・・
買わなかった宝くじ
もっと当たっているような気がする