東京八王子編
楽しみにしていた東京一泊二日旅行も、終わってみればなんだかあっけなく、ちょっと物足りなかったかなぁ~~。
もちろん、とっても充実はしていたのですけれど、やはり二泊三日は確保したかったところです。
さて、以下、小学生の作文みたいな調子で綴っていきますので、御用とお急ぎでない方は、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
9時20分発の羽田行きだったので、7時11分の筑肥線に乗りました。もう1本あとでも間に合いそうでしたが、久し振りの空港で迷うこともあり得るし、と早めに出たのです。
この判断、正解でした!
というのも、保安検査場を通過するのが結構ギリギリになったからです。
事情は(と説明しなければ気が済まないところが、ね~)というと・・・
近くで「あ~!」という小さな悲鳴が聞こえ、何事かとみると、どうやら車椅子から別の車椅子へ移乗しようとしていた男性が滑り落ちたらしく、床に尻もちをつく状態になっていました。
空港スタッフの女性3名と奥様らしき人が傍で介助していたのですが、抱え上げることができなさそうでしたので、ツカツカと歩み寄って「私プロなので・・・」とさっと抱え上げて、きちんと座位を保っていただき、4人の女性の「ありがとうございました!」の声を背にその場を離れたのです。
で、この少し前、スマホでオンラインチェックインを済ませ、搭乗券となる二次元バーコードを出していたのですが・・・
なぜかスマホの画面からバーコードが消えていたのです。
あれこれスマホをいじるより聞く方が早い、と近くのスタッフに尋ねたところ「あちらの機械で・・・」と指さしながら歩きだし「お手伝いしますね」とささっと私の確認番号を入力し、紙に印刷されたバーコートを出力してくれました。
(60代のオバサンだから「やってあげた方が早い」と思われたのでしょうね)
で、そんなこんなで時間ロスもあり、次女に頼まれていたお土産も買わねばならず、おまけに搭乗口までかなり遠く、到着した時には搭乗案内アナウンスがすでに始まっていました。まぁあと10数分はセーフでしたけれど、ともかくも1本遅い電車にしないでよかったです。
それにしてもどこへ行くにも何をするにもスマホがないと始まらない時代になりました。この社会の変化はいくらなんでもあまりに性急!!
旅行前、このブログで《読書覚書》の方もアップ予定と公言していましたが、結局間に合わず、そのまま出発したのですが・・・ちょうど同じような内容も扱っており、身をもって体験することとなりました。
またまた逸れましたね。
逸れついでにアップ予定の本はゴリラとシジュウカラの研究者お二人の対談集。
(今日こそはアップするゾ!!!)
さて、無事機上の人となりました。
ANAとスターフライヤーの共同運航便で、機体はスタフラ。
穏やかな晴天のもと、揺れもほとんどなく、1時間15分ほどで羽田到着。
モノレールで浜松町まで行き、山手線で新宿へ。そこから京王線に乗り換えて八王子に向かったのですが、当初はホテルのチェックインまで、新宿で時間を潰すつもりでした。
ですが、八王子近辺を見て回るのも悪くないと思いなおし、そのまま乗り継いで八王子駅へ。
とここで、また危うく大歩危やらかすところでした。
電車内でウトウトしているうちに本格的に眠り込んだらしく、ハッと気が付いた時には「この電車は新宿行き・・・」とアナウンスが流れていたのです。
一瞬?!
八王子行き電車に乗ったのに、なんで新宿??
ですが、寝ぼけた頭でも瞬時に謎はとけ、ともかく急いで電車を降りました。
そうか!筑肥線で言えば「前原ー姪浜」間と同じで、折り返し運転なんだ!と。
以前、やはり寝過ごして、前原まで着いたのに、姪浜まで戻りかけた苦い経験がこんな時瞬時の判断に繋がったのですね。いやはや、人生無駄な経験はないって、本当。
予約していた八王子京王ホテルの場所を確認したあと、京王八王子駅やJR八王子駅の構内を歩き回り、お土産によさそうなもののピックアップだけしておきました。
花屋さんの場所も要チェック。
コンサートホールの近くには必ず花屋さんがあるはずですし、これはすぐに見つけることができました。
そうこうするうちに午後3時を回ったので、ホテルにチェックイン。荷物を置いて再び散策へ。
ケーキのワンピースが1000円以上するのに目を丸くしながら、どこかお洒落なお店でコーヒーでも、と探しましたが、結局どこにでもあるようなベーカリーの喫食コーナーでパンとアイスコーヒー。
開場時間が近づいたので、目星をつけていた花屋で花束を購入し、会場のJ:comホーム八王子(今回上京の一番の目的地)へ。
ゴルトベルクフィルハーモニカーは、元は上智大学管弦楽部OBの楽団だそうですが、現在は次女含め他大学出身者も少なくないらしく、私と同世代の親御さんたちが多く見えていたようです。
ということは、同じくチケットも無料招待で手にした人が多いでしょうから、運営は赤字だろうな~~と余計な心配をしてしまいました。(ちなみに、このチケット入手もスマホが必須)
音楽的なことは何もわからない私ですから、演奏についてうまく感想を述べることはできず、長女に「どうだった?」とメールで聞かれた返答は「むっちゃ良かった」。
それくらいしか表現できないところが情けないけれど、次女のフルートも聴きとれたし、firstバイオリンも素晴らしかったし、何よりピアノは圧巻でした。
ピアニストの菊野惇之介さんは2000年生まれで3歳からピアノを始めたとありましたから、娘たちより7,8歳も下、20代前半の瑞々しい若さに、ある種の貫禄もあって、眩いばかり。
凄いなぁ、羨ましいなぁとため息ばかり。でも、こんなため息は何回でもつきたいもの。
還暦過ぎても
無邪気な青の塊
何処へ行っても 何を見ても
小さな目を見開いて
大きな口を開けている
では、明日以降に《東京三鷹編》アップします。
今日はこれにて。